外国人観光客の増加や、若者からの支持で、現在急増中の「ホステル」。
通常のホテルよりも安価な上、
宿泊者同士のコミュニケーションがとれるとあって人気があるようです。
そんな流れの中、福岡に新しい形のホステルがオープンしました。
日本初のスマートホステル「& AND HOSTEL」です。
場所は、福岡の中洲にある川端商店街のど真ん中。
1階は宿泊者以外も利用できるカフェになっていて、
見た目は流行りのリノベーションホテルといった感じですが、
ここでは、宿泊しながら11種のIoTデバイスを体験することができるのです。
博多祇園山笠の山笠が展示されるような昔ながらの商店街に
小さなリノベーションスマートホステル、まるでSF映画の設定のようですね。

無垢材なども使用したお部屋は、IoT云々がなくても十分人気が出そうです。

チェックインをすると、ルームキーではなくスマホが手渡されます。
これ1台で部屋のIoTデバイスをコントロールすることができるのです。
テレビ・エアコン・空気清浄・照明のコントロールができるのはもちろん、
タオルや歯ブラシなどのルームサービスの依頼、音楽やアロマ、アラームの設定、
観光案内など、全てこれ1台で行うことができるのです。
「& AND HOSTEL」は最先端のIoTデバイス開発を行っている
企業や大学、NPO法人と提携を結んでいるので、
何処よりも早く新しいIoTをホステルに取り入れることができます。
企業側や大学にとっても、IoTの技術をアピールできるだけでなく、
ここを実証実験の場として活用できるというメリットがあります。
今後も、このホステルを舞台に産学連携でIoTプラットフォームの開発、
改善が行われていく予定です。
実際に宿泊したお客様からの声が届くことで、
開発側だけでは思いつかなかったようなIoTアイテムが登場しそうですね。
今後の展開に期待です。
(via 東洋経済ONLINE)